使徒の働き20章
「恐れないで語り続けなさい。黙ってはいけない」18:9との幻があってからパウロは語り続ける。
トロアスの7日間の旅程では、時間を惜しむようにして夜中まで語り続ける。7V
パウロの話はよほど長いのであろう。ユテコが居眠りをして、誤って転落死してしまうが、パウロの包容により甦る。9,10V
注目するのは、甦った後も皆は会場に戻り明け方まで語り続けている。
こうした熱量はどこから来るのだろうか。
パウロはミレトスの告別説教で 「私は神のご計画のすべてを、余すところなくあなたがたに知らせた」27V
と述べた。だからこそ、
「ですから、今日この日、あなたがたに宣言します。私は、だれの血に対しても責任がありません。」26V
と告白できたのだろう。
パウロが「だれの血に対しても責任がありません」と言う時、ステパノを始めとして迫害したクリスチャンたちが心に通ったに違いない。
パウロの自覚としては「御霊に縛られて」宣教していた。これがパウロの走るべき道のり24Vであった。
どこから救われたのか。たびたびそこに立ち返り見つめるならば熱量を失わない。
しかし、この十字架の道は苦しいだけではない。
宣教の実りは、共に祈り、共に包容し、共に泣く 信仰の友を与えてくれるだろう。36,37,38V
走るべき道のりを今日も走り始めよう。
