早天想起 ヨハネとパウロ

ヨハネの福音書21:15-25

ヨハネ伝やヨハネ書簡にみる「愛」はパウロ書簡にみる「愛」とは異なるアプローチをしている。

パウロは神の愛は律法の成就としてのキリストに現れ、律法は隣人愛の実践によって成就すると考える。(ロマ13:8-10; ガラ5:13-14)
一方でヨハネは「神は愛です」(Ⅰヨハネ4:16)と、神そのものが愛であると考える。

どちらも聖なるみことばであるが、この違いはキリストと寝食を共にしたからこのものではないだろうか。
キリストがペテロに求めたものは、愛の応答として「羊を牧すること」15,16,17vであるが、それは取りも直さずキリストに牧されたからであろう。

コロナ禍にあり、交わりが希薄となっているが、教会にはパウロ的な模範とヨハネ的な寄り添いが必要である。
今日も双方の愛の実践をなすものとして遣わされていきたい。

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